ミュージカル『見上げてごらん夜の星を~ミュージカルこそ我が人生~』、今回の演劇鑑賞会神奈川ブロックの全日程を終え、4月28日に無事に千穐楽を迎えることができました。
個人的には初めての演劇鑑賞会のツアー。
こども劇場、親子劇場の例会で回ることは何回もありましたが。
神奈川ブロックの皆さんは、というか演劇鑑賞会の皆さんがでしょうか、自分より年上とは思えないほどに元気が良くて、仕込みバラシの手伝いとか本当に助かりました。
本番中の雰囲気、最後のロビーとか、みんなで公演を作っている感じですね。
思い返せば、2012年のアトリエ・フォンテーヌでの初演では自分は制作をやっていたわけで、最後にキャストとして終わるとはその時は本当に考えもしませんでした。
作品の最初と最後に関われて良かった。
僕がやった「飯田」という役は最初はダブルキャストで二人共後輩がやっていたんですが、その二人も今や劇団にいないという。
「働かないと生きていけない!」。劇中で石田が言う台詞が思い起こされます。
いろんな事情がそれぞれにあります…。
しかし二人が創った飯田という役が僕にも影響しているわけで、そんな飯田の役目を最後にしっかり果たせたと、こっそり自負しております。
今回の飯田、良かったと思っています。自画自賛です(笑)
5年間で約150ステージ公演したそうですが、自分が関わったのはその中の10ステちょっと。
ずっとやってきた他のキャストとは正直ファイナルに対する思いが違うと思いますが、それでよかったと思うし。
実際、ファイナルとか関係ないし。ファイナルだから特別ではなく、最後もいつも通りやったつもり。
それでもやっぱりテンションあがりますよね。うちの劇団にとってそういう作品だと思います。
どこか意識してしまいますよね。
公演は一先ず終わりましたが、「見上げてごらん夜の星を」という歌はきっとずっと歌われていくでしょうから、なんか終わった感じがあんまりしないです。
ファイナル公演という事をしっかり意識して終われる公演というのも、公演として作品として幸せなことです。
ありがとうございました。
いずみたくと永さんにも。
たまには夜空を見上げて見るのもいいもんだ。